竪穴住居製作の足跡
学区に国指定史跡「陸平貝塚」を有する我が安中小学校。校庭にも太古の風を吹かせようと始まった企画です。

 本校の所在する安中地区には,全国でも有数の規模を誇る縄文時代の貝塚として,また,明治14年(1879)に日本人の手によって初めて発掘調査が行われ,「日本考古学の原点」としても広く知られる国指定史跡『陸平貝塚』が所在しています。

 本校では,学区内に国指定史跡『陸平貝塚』を有するという恵まれた環境を生かし,郷土の優れた文化遺産であるこの『陸平貝塚』の歴史や豊かな自然を教育活動(学校行事・総合的な学習の時間・各種体験活動等)に取り入れた「特色ある学校づくり」に努めています。全校児童が参加する春の「陸平探検」,陸平の湧き水(ブクブク水)を活用した古代米づくり,縄文太鼓クラブの演奏活動もその一つです。

 『陸平貝塚』を舞台としたこれらの活動をとおして,優れた文化遺産である国指定史跡『陸平貝塚』をより身近に感じ,遥か数千年前,水と緑に囲まれた安中の台地上に,日本に誇る「縄文文化」を花開かせた人々が生活を営んでいたことや,この優れた縄文文化を育んだ自然豊かな故郷に,大きな誇りを持って欲しいと思っています。

 この度,安中小学校「親父の会」が中心となり,文化財センターや文化財協力員そして多くの方々の協力を得,子どもたちと一緒に力を合わせて本格的な縄文時代の竪穴式住居を復元しました。国指定史跡『陸平貝塚』に隣接する地元の小学校として,子どもたちが「竪穴式住居」のある風景(環境)の中で日々学び,遊び,そして小学校生活6年間を過ごすことは,豊かな心を育む上で,また愛校心や愛郷心を育む上でも大変意義深いことと思っています。夏の暑い盛りの栗の木(柱材)の伐採に始まり,ほぼ半年をかけて完成に漕ぎ着けた「親父の会」の会員はじめ,PTA本部役員,文化財センター並びに文化財協力員ほか関係者の皆様に深く感謝いたします。

 みんなの力で復元した「竪穴式住居」が,21世紀に生きる安中小学校の子どもたちの健やかな成長を願う学校 ・ 家庭 ・ 地域社会の連携のシンボルとして活用され, 永く守り続けていってくれることを願ってやみません。

                   


本校竪穴式住居の完成までの過程を画像を中心にまとめました。
詳細について御不明の点は,是非お問い合わせ下さい。
1 地面をつくります
2 骨組みをつくります
3 小舞(えつり)
4 カヤ葺き
5 棟(グシ)
6 火入れ式